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みなりん*のブログ

内容はなんでもありです。暗号通貨に特化している訳ではありません。

Fixkit デジタルクランプメーター AC/DC電設計測器 TL-M4 を試す

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電子工作から車いじりまで、テスターは色々な場面で役に立つ事が多いと思います。

皆様も、一般的なテスターは使った事があるのではないでしょうか。

ただし、今回紹介するのは、クランプメーターです。

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こちらの様なクランプメーターは、何でもクランプで挟めば測定出来るという物ではありませんので注意も必要です。

基本的には、通常のテスターと比べて次の利点があります。

  • 計測するケーブルを外したり切断する事なく交流・直流の電流値が測定できる
  • 交流の周波数及びデューティー比が測定できる(クランプを使っても使わなくても測定はできるが、一般のテスターにはその機能が無い事が多い)

 では、こちらの商品でのテストを行ってみたいと思います。

まずはクランプを使う測定を紹介していきます。

 

交流電流

自宅の配電盤を開けたところです。一般家庭では、単相3線式の電気が来ていますので、こちらの赤・白・黒の線を利用します。

事前知識として、交流100Vをこの配線から得る為には、赤と白 又は 黒と白の配線から分岐する事で実現されています。間違えて、赤と黒の配線から電源を取り出すと交流200Vになりますので、ご注意下さい。

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まずは、自宅の電子レンジが繋がっている配線が、赤と白の配線から出ている事が分かっていますので、60Aスケールの電流測定にロータリースイッチを合わせ、赤の配線をクランプします。そして液晶にて交流測定モードになっている事を確認。

現在1.6Aの電流が流れていると表示されました。ここで、電子レンジを500W温めモード固定で動作させてみます。

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14.41A流れました。

元々流れていた電流を差し引くと、電子レンジに12.81Aの電流が流れている事になります。このブログとは関係ありませんが、効率悪いです。

 

交流周波数

続いて交流周波数です。先程説明した電流測定モードから、[Hz%]ボタンを1回押す事により、周波数測定モードに入ります。

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50.02Hzと表示されました。東日本なので50Hzと表示されていますが西日本だとこちらの表示が60Hzになります。

 

交流デューティー比

上の周波数表示が出ている画面からさらにもう一度、[Hz%]ボタンを1回押す事により、デューティー比測定モードに入ります。

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49.9%と表示されています。こちらは一般的な交流ですので50%付近になるのは当たり前となります。

デューティー比とは、電圧がかかっている時間とかかっていない時間の比になります。

高度なモーター制御等、高速にオン・オフを繰り返す環境にてスピード制御等をしている場合には、デューティー比が50%でない状況が観測できます。

 

直流電流

こちらのアンペア測定レンジが、600Aと60Aとなっておりますので、微弱電流の場合は普通のテスター測定した方が値も正確で良いと思われます(電流測定対応品に限る)。

今回は、12V変換装置から出ている直流のプラス側の線にクランプをはさみ、測定スケールを60Aの直流モードにセット。車用のシガーライターを差し込み電流を流してみました。

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上記の様に、6.30Aの電流が流れている事を確認。

本来なら、車のエンジン始動時のセルモーターの電流を測ってみるテストをしたかったのですが、車がありませんでした。

突入電力は100Aを軽く超えますので、面白い実験になったと思います。

 

NCV測定(電場・非接触検知)

NCVボタンを押している間は、このモードになります。

電圧が110V(RMS)より大きなものが近くにある場合に、音が鳴る事で教えてくれます。

 

 

ここまでの説明が、クランプを利用して測る事のできる測定一覧となります。

なお、説明では省略していますが、それぞれの測定には、MAX値/MIN値の測定に加え、HOLDモードもありますので、用途によって色々と便利に使えます。

 

テスターリードを使って測定できるモード一覧 

こちらは、一般テスターと同様となりますので、一覧として記しておきます。

  • AC電圧:6V/60V/600V
  • DC電圧:600mV/6V/60V/600V
  • 抵抗測定(ダイオード測定可)
  • 通電測定
  • コンデンサ容量測定
  • 温度測定(1番最初の写真の1番左のコードを用います)

 

最後に

クランプ型のメーターは、とても種類が豊富です。先端に使用されている電界センサーも目的別によって3つ程方式があります。

交流を測るだけでも、測定方式として「平均値」と「実効値」(RMS)という2つの測定方があります。どちらを利用するかによってクランプメータも選んで使う必要があります。

この様に何に使うのかという理由で、どのクランプメータを買えば良いのか、複数必要なのかといった事まで考慮する必要があり、本来ならばプロの現場で使われる物です。

今回は非常に値段に見合った価格にて、目的の電流値を配線を切断する事なく測定するという場面において、非常に力を発揮してくれました。